えっ！
​ほんとに葡萄だけ！？

ギリギリまで木にならせて完熟させる「木なり完熟」。木になっている時間が長いから、光合成で得た糖分や土の恵みが、「果実」に凝縮します。だから美味い！ 　その「木なり完熟」のデラウェアを贅沢に使っています。 ​ 　完熟させれば味は良くなりますが、ブドウが痛みやすくなるので通常は味を多少犠牲にして早めに収穫します。 　近くに大阪という大消費地がある太子町。ここでは流通時間を短くできるという地の利を生かして昔から木なり完熟の技術が広まってきました。

デラウェアといえば「タネなし」が有名です。タネなしの食感を求めて栽培技術が培われてきました。 しかし、そもそもデラウェアにはタネがあります。村の老人たちはタネがあった頃のデラウェアの味を懐かしみます。糖度は変わらないが種ありの方がコクがあるというのです。 タネの周りにはつるんとした果肉がつきます。その果肉がコクを産むのだといわれます。 しかし、「タネあり」では食感を好まない人が多く、コクを活かした味わいを狙って今回ジュースにしてみました。 ジュースにする過程でタネは取り除けるので飲み心地も美味しく調整しています。結果、驚きの味わいになりました

糖分や酸化防止剤、着色料や香料などの添加物は何も加えていません。 　何も添加物を加えなくても、十分美味しいジュースができるからです。「木なり完熟のデラウェア」はとてもうまく、手絞りにすることでその旨みを凝縮しています。 　原料は９８％のデラウェアと2％のレモンだけ。レモンは色止めのために使っています。